
■ 「キャラが勝手に動く」「視点がブレる」—Switch Liteの定番トラブル
北九州市小倉北区にお住まいのお客様より、
「Switch Liteのスティックが勝手に動く」「キャラクターが止まらない」とのご相談をいただきました。
お子様が大切に使っていたNintendo Switch Lite(ターコイズブルー)でしたが、
最近になって左スティックが勝手に入力されてしまい、
カーソルが勝手に動いたり、ゲームキャラが常に走り続ける状態に…。
任天堂Switchシリーズでは非常に多い「スティックドリフト(入力誤作動)」の症状です。
今回はその修理事例を、実際の作業工程とあわせて詳しくご紹介します。
■ スティックドリフトとは?
「スティックドリフト」とは、アナログスティックを触っていないのに
ゲーム上でキャラクターやカーソルが勝手に動く現象のことを指します。
SwitchやSwitch Liteを長く使っていると、ほとんどのユーザーが一度は経験する症状で、
主な原因は次のようなものです。
1. 内部センサー(ポテンショメーター)の摩耗
スティックの傾きを電気信号に変えるセンサーが摩耗し、正確な値を送れなくなる。
2. ホコリや皮脂の侵入
スティックの根本部分から埃や皮脂が入り込み、導電部分にノイズが発生する。
3. 落下や衝撃による物理的損傷
Switch Liteは一体型構造のため、落下の衝撃が直接スティック基板に伝わりやすい。
4. 経年劣化
毎日の操作で微細な摩耗が進行し、半年〜1年ほどで違和感が出るケースもあります。
■ Switch Liteと通常Switchの違い:修理難易度が大きく違う!
「Switch Lite」と「通常のSwitch(Joy-Con分離型)」の最大の違いは、
スティックが本体一体型になっている点です。
通常のSwitchならスティック単体を交換するだけで済みますが、
Liteは基板と直結しているため、分解の難易度が非常に高いです。
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Joy-Con:スティック交換 約10分
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Switch Lite:スティック交換 約30分
内部にはバッテリー・基板・ボタンフレックスなどがぎっしり詰まっており、
1つでもコネクタを傷つけると電源が入らなくなることも…。
そのため、経験豊富な修理技術者による作業が必須です。
■ 修理前の動作チェック
ジーニー小倉店では修理前に必ず動作チェックを行います。
今回は左スティックに不具合があり、以下のような状態でした。
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スティックを触っていないのに上方向へ動く
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スティック補正をしても中心に戻らない
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ボタン・十字キー・右スティック・音量などは正常
この時点で、左アナログスティックのセンサー故障と判断しました。
■ 修理工程①:背面パネルの取り外し
Switch Liteの背面は特殊なY字ドライバーで固定されています。
まずバッテリーを外し、帯電を完全に放電してから分解を開始。
内部にはスピーカーケーブル・バッテリーコネクタ・マザーボード・冷却ファンなどが複雑に配置されています。
静電気や力加減を誤ると簡単に破損してしまうため、
専用の分解ツールを使用して慎重に作業を進めます。
■ 修理工程②:マザーボードの取り外しとスティック部位へのアクセス
アナログスティックはメインボードの下層に配置されているため、
冷却ファンやスピーカー、ZL/ZRボタンケーブルを外す必要があります。
この工程がSwitch Lite修理で最も難しいポイント。
特にケーブルフレックスは非常に薄く、わずかに折り曲げるだけで断線します。
顕微鏡を使いながら、一つひとつのコネクタを丁寧に外していきます。
■ 修理工程③:故障したスティックの取り外し
スティックを固定している2本のネジを外し、
フレックスケーブルを抜いて部品を取り外します。
今回のスティックは内部に白い粉状の摩耗粉が溜まっており、
ポテンショメーター(傾きセンサー)の接点がすり減っていました。
清掃しても改善の見込みはなかったため、新品パーツへの交換を実施。
■ 修理工程④:新しいスティックの取り付け
純正互換の高品質アナログスティックを取り付けます。
ジーニー小倉店では、精度・耐久性ともに純正同等の部品を採用しています。
新しいスティックを正確な角度で固定し、フレックスケーブルを再接続。
各コネクタを元に戻し、マザーボードを再度組み込みます。
組み立て前に通電テストを行い、入力値が正確に反映されるか確認。
■ 修理工程⑤:スティック補正と最終テスト
Switch本体の「設定 → コントローラー → スティックの補正」から動作確認を行います。
修理前は中心がズレていましたが、
交換後はしっかり中央に戻り、円形補正もスムーズに追従。
ゲーム「スプラトゥーン3」や「フォートナイト」でもテストを行い、
キャラ操作・視点移動ともに完全復旧を確認しました。
■ 修理時間・データの扱いについて
Switch Liteのスティック交換には約30分ほどの作業時間がかかります。
もちろん、セーブデータやアカウント情報はそのまま残ります。
ジーニー小倉店では、データ領域に触れない安全な修理手順を採用しているため、
ゲームの進行状況を失うことなく安心して修理をお任せいただけます。
■ 修理費用の目安
Switch Lite アナログスティック交換(片側)
👉 税込4,980円〜(※2025年11月時点の目安)
両側同時交換も可能で、2本同時交換なら作業効率が良く割引価格になります。
また、ZL/ZRボタン・十字キーなどの同時修理も承っています。
■ 修理後のアドバイス:長持ちさせるためのポイント
せっかく新しいスティックに交換しても、使い方次第で再び摩耗が進みます。
ジーニー小倉店では、修理後のお客様に以下のポイントをお伝えしています。
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スティックを強く倒しすぎない
押し込みすぎるとポテンショメーターが摩耗します。
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ホコリを避ける環境で使用
布団やカーペットの上で使うとホコリが入りやすくなります。
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定期的にスティック補正を行う
中心ズレを早期に発見できるので、初期不良を防げます。
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スプレークリーナーはNG
市販の接点復活剤やエアダスターは内部腐食の原因になります。
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持ち運び時はケースを使用
カバンの中で圧力がかかると、スティック軸が曲がることも。
■ Switch Lite修理はプロに任せるのが安心
インターネット上には「自分でスティック交換する方法」も多数紹介されていますが、
Switch Liteの場合は分解工程が非常に多く、初心者には危険です。
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静電気で基板がショート
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コネクタ破損でボタンが効かない
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バッテリーを傷つけて発火の恐れ
こういったトラブルを避けるためにも、
ジーニー小倉店のような専門修理店での交換を強くおすすめします。
■ 他のSwitch修理にも対応!
ジーニー小倉店では、Switch Liteのほかにも
Nintendo Switch本体やJoy-Conの修理も幅広く対応しています。
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Switch(通常型)スティック交換
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Joy-Conボタン修理
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液晶画面割れ・表示不良
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バッテリー交換
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ゲームカードスロット交換
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冷却ファン交換
どの修理もデータそのまま・即日対応です。
■ 店舗情報
📍 ジーニー小倉店
〒802-0006
北九州市小倉北区魚町1-1-1 1F(通称ヤマハビル1階)
🕒 営業時間:10:00〜20:00
📞 電話・LINE・メールで予約受付中
🚶 小倉駅から徒歩約3分
■ まとめ:Switch Liteのスティック不良は早めの交換がベスト!
Switch Liteのアナログスティックは、構造上どうしても摩耗しやすく、
長く使えば必ず不具合が発生します。
スティック補正で改善しない場合は、早めの交換が最善。
放置すると他のパーツや基板に影響が出ることもあります。
ジーニー小倉店なら、即日修理・データそのまま・安心価格で対応可能。
Switch Liteのスティック不具合でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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