こんにちは!
スマホ修理GENIE立川店です!
今回ご紹介するのは、Galaxy S22 (ギャラクシーS22)の液晶不良による画面交換修理の事例です。立川市からお越しのお客様からご依頼いただきました。端末を誤って落下させてしまい、ガラスにヒビが入った上に、電源は入っているものの画面が全く表示されないという状態でした。Galaxyのようなハイエンドモデルはディスプレイ品質が高い分、故障すると画面全体が真っ暗になることが多いです。データは残したいというお客様のご要望に応えるため、すぐにディスプレイ交換修理で対応させていただきました!
衝撃で画面が真っ暗に...!起動しているものの表示されないGalaxy S22
こちらが今回お預かりしたGalaxy S22です。外見上は大きな変形はありませんが、ガラスの端に鋭いヒビ割れがあり、強い衝撃を受けたことが分かります。最大の症状は、充電しても電源ボタンを押しても画面が全く表示されないことです。しかし、通知音は鳴っており、本体自体は動作している様子でした。これは、有機ELディスプレイ部分が物理的な衝撃で破損し、映像信号が出せなくなっている状態です。特にGalaxyでは、強い衝撃で部分的な不具合ではなく、このように画面全体が映らなくなるケースがよくあります。お客様はデータが無事か心配されていましたが、画面交換で改善する可能性が高いことをご説明し、修理を開始しました。
スムーズに作業開始!背面パネルの安全な取り外し
まずは修理のために本体を分解していきます。Galaxy S22は多くのAndroid端末と同様、背面パネル側から開けていきます。この機種の背面パネルには、以前修理した端末でも確認した通り、幸いなことに内部のケーブル類が接続されていません。これにより、ケーブルを切断するリスクを抑え、比較的容易かつ安全にパネルを取り外すことが可能です。パネルを開けたら、内部の基板やバッテリーにアクセスするため、まずは安全確保のためにバッテリーコネクタを外します。背面パネルのガラスを割らないよう、ヒートガンで丁寧に温めながら慎重に剥がしていきます。
新しい画面の「命」を吹き込む!交換用ディスプレイの動作確認
分解作業を一旦中断し、新しい交換用ディスプレイ部品の動作確認に移ります。これは修理の品質を左右する非常に重要な工程です。新しいディスプレイを仮接続し、電源を入れて正常に映像が表示されるか、タッチ操作に問題がないか、また明るさや色味などに異常がないかを詳細にチェックします。この時、真っ暗だった画面にGalaxyのロゴが映し出される瞬間は、修理スタッフとして非常にやりがいを感じます。お客様の端末を確実に元通りにするため、この初期段階で100%の品質をチェックし、問題がないことを確認してから本格的な画面交換作業に進みます。
慎重かつ確実に、破損した画面を取り外す
部品のチェックが終わったら、いよいよ本体フレームから破損した古いディスプレイを取り外します。画面は本体フレームに強力な接着剤で固定されているため、ヒートガンで熱を加え、特殊工具を使って慎重に剥がす必要があります。破損したガラスの破片が飛び散らないよう細心の注意を払い、フレームを傷つけないよう作業します。古い画面を取り外した後、フレームに残った接着剤や破片を徹底的にクリーニングし、新しいディスプレイがぴったりと収まるよう下準備を整えます。この丁寧な下処理は、修理後の画面の耐久性や密閉性を保つ上で非常に重要です。
全てを元通りに!新品同様の輝きを取り戻したGalaxy S22
クリーニング済みのフレームに新しいディスプレイをしっかりと接着し、内部のパーツを元の状態に組み戻していきます。ネジの締め付け、ケーブルの接続、そして最後に背面パネルを元に戻してディスプレイ交換作業の完了です!電源を入れると、問題なく鮮明で美しい有機ELディスプレイが表示されました。タッチ操作、各種センサー、充電機能なども最終確認し、すべて正常動作。作業時間は約180分で、お客様のデータも全て無事でした。新品同様に復活した端末を見て、お客様も「こんなに綺麗に直ると思わなかった」と大変お喜びいただけました。
この度は当店をご利用いただきましてありがとうございました!
今回のケース
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症状Galaxy S22 落下によるガラス割れ、液晶不良(画面真っ暗)
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対応ディスプレイ交換修理
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時間約180分〜
iPhoneとAndroid、どちらが壊れやすい?修理のプロが解説!
スマホ修理の経験から、「iPhoneとAndroid、どちらが壊れやすいか?」という問いに明確な答えはありません。
しかし、端末の構造や素材の違いによって、「故障の仕方」や「破損しやすい箇所」にはっきりとした傾向があります。
iPhoneは、アルミや強化ガラスなどの高品質な素材で製造されており、全体的に堅牢な設計です。その反面、ガラス面が多いデザインのため、落下時には画面や背面ガラスが割れやすい傾向があります。また、優れた耐水性能も、長期の使用や分解修理によってパッキンが劣化し、水没リスクが高まる場合があります。
一方、Android端末はメーカーごとに構造が大きく異なります。安価な機種ではフレームの強度やガラスの厚みがiPhoneより劣ることもありますが、最新のハイエンド機種は耐久性も向上しています。ただし、機種ごとにパーツ構造が複雑なため、修理時の分解が難しかったり、交換部品の入手が限られたりするケースがあります。
総合的に見ると、「壊れやすさ」自体よりも、使い方や使用環境の影響が非常に大きいと言えます。落下頻度、保護ケース・フィルムの使用、湿気の多い場所での利用などによって、同じ機種でも耐久性は大きく変わるのです。
したがって、「どちらが壊れやすいか」よりも、「どう使うか」「どんな環境で使うか」が重要です。日頃からケースやガラスフィルムを使い、適切にメンテナンスすることで、iPhoneでもAndroidでも長く快適に使用し続けることができます。
iPhoneとAndroid、どちらの方が修理しやすい?部品の流通と費用について
結論として、修理のしやすさや費用面では、iPhoneの方が有利な場合が多いです。
iPhoneは世界的な利用者が多いため部品の流通量が豊富で、修理部品が安定して入手可能です。また、メーカー正規店だけでなく、街の修理店でも対応していることが多いため、修理価格の競争が働き、結果的に修理代が比較的安価になる傾向があります。修理構造にも統一性があり、技術者もスムーズに対応しやすい点もメリットです。
対してAndroid端末は、メーカーやモデルによって構造が多岐にわたります。Xperia、Galaxy、Pixel、AQUOSなど、それぞれ分解方法やパーツ配置が異なるため、修理には専門的な知識と技術が求められます。さらに、iPhoneに比べて部品の流通量が少なく、部品の取り寄せに時間がかかることや、部品価格自体が高い機種もあります。そのため、修理代がiPhoneよりも高くなる傾向があります。
最近はAndroid修理に対応できる店舗も増え、主要モデルの部品供給も安定してきています。とはいえ、即日修理や部品在庫の豊富さという点では、現時点ではiPhoneが一歩リードしていると言えるでしょう。
この記事を書いた人は
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▶ Taku
▶ 店長・Apple認定修理技術者
初めてスマホを分解したのはiPhone 3G。そこから十数年、たくさんのスマホを直してきました。今ではApple認定の修理技術者として、日々いろんな機種と向き合っています。現在は総務省登録修理事業者「あんしんスマホ修理の会」の会長としても活動中。お客様の「困った」を「助かった!」に変えるため、わかりやすく丁寧な対応を心がけています。スマホのことなら、なんでも気軽にご相談ください!
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