2025/10/02立川市からのお客様 iPadmini4|液晶画面の線・ブレをディスプレイ交換で修理
こんにちは!
スマホ修理GENIE立川店です!
今回ご紹介するのは、立川市にお住まいのお客様からのiPad mini 4の修理事例です。テーブルから落下させてしまった後、画面上部に黒い横線が現れ、さらに画面全体が細かくブレる症状が発生していました。ガラス割れがなくても内部の液晶がダメージを受けるケースは珍しくありません。操作自体は可能でしたが、このままでは快適に使えないため、ディスプレイ(一体型)交換で対応しました。
衝撃による線とブレが発生した iPad mini 4
こちらが修理前の様子です。上部を中心に複数の黒い横線が出ており、全体がチラつくようにブレていました。原因としては、落下の衝撃で液晶パネルや本体と画面をつなぐフレキシブルケーブルの損傷が考えられます。iPad mini 4はガラスと液晶が一体型のため、この場合はアセンブリごとの交換が最適解です。お客様からも「目が疲れる」とのご相談があり、早急に作業を進めました。作業目安は約180分です。
破損したディスプレイの取り外し
まずは破損したディスプレイを慎重に分離します。強力な粘着で固定されているため、適切に熱を加えつつ剥がしていきます。特に注意が必要なのがホームボタン周辺です。iPad mini 4のホームボタンは指紋認証(Touch ID)機能を備え、本体と1対1でペアリングされています。ケーブルを損傷すると指紋認証が使えなくなるため、無理な力をかけずに丁寧に外していきます。
Touch ID付きホームボタンの移植
ディスプレイ取り外し後は、ホームボタンの移植が最重要工程です。他のホームボタンに交換すると指紋認証は機能しません。そのため、元のホームボタンを新しいディスプレイへ正確に移し替えます。フレキシブルケーブルの取り回しと位置決めを誤ると、押し心地の悪化や使用中の外れにつながるため、固定精度にも注意して作業します。
圧着・仕上げと最終チェック
内部作業が完了したら、新しいディスプレイを本体へ圧着します。圧着不足は浮きやホコリ混入の原因になるため、適切な粘着材と工具でしっかり固定します。仕上げに表示の線・ブレ、タッチ反応、そしてホームボタン(Touch ID含む)を念入りに確認。交換後は鮮明な表示と安定した操作性を取り戻し、お客様にも大変ご満足いただけました。
この度は当店をご利用いただきありがとうございました!
今回のケース
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症状iPad mini 4 画面に黒い横線・全体がブレる
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対応ディスプレイ(一体型)交換修理
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時間約180分〜
指紋認証ホームボタン付きiPadの修理で注意すべきポイント
iPadのTouch ID搭載モデルでは、ホームボタンが本体と1対1でペアリングされており、他の個体へ交換できません。ホームボタン周辺の破損が大きいと、内部ケーブルが傷んでいる場合もあります。ケーブル損傷は指紋認証喪失につながるため、落下や衝撃には十分ご注意ください。
ホームボタンが壊れてしまった場合は?
ホームボタン自体が故障していても、別パーツにより「押す」機能は復旧できます。ただし指紋認証は使用不可となります。ケーブル修復等でTouch IDを復活させる高度な手段もありますが、繊細な作業のため費用は高額になりがちです。そこで多くのお客様には、物理ボタンに依存しないAssistiveTouch(画面上の仮想ホームボタン)をご提案しています。設定方法のご案内も可能ですので、お気軽にご相談ください。
この記事を書いた人は
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▶ Taku
▶ 店長・Apple認定修理技術者
初めてスマホを分解したのはiPhone 3G。そこから十数年、たくさんのスマホを直してきました。今ではApple認定の修理技術者として、日々いろんな機種と向き合っています。現在は総務省登録修理事業者「あんしんスマホ修理の会」の会長としても活動中。お客様の「困った」を「助かった!」に変えるため、わかりやすく丁寧な対応を心がけています。スマホのことなら、なんでも気軽にご相談ください!
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