2025/11/04青梅市からのお客様 Xperia 1 V|バッテリー膨張によるバッテリー交換修理
こんにちは!
スマホ修理GENIE立川店です!
今回ご紹介するのは、ソニーのハイエンドモデル「Xperia 1 V」のバッテリー交換事例です。青梅市からご来店のお客様より、「最近急に電池の持ちが悪くなり、気づいたらスマートフォンの裏側が膨らんで浮き上がっていた」という、バッテリー膨張による背面パネルの浮き症状で修理をご依頼いただきました。バッテリーの膨張は、発火の危険性や内部部品の損傷に繋がるため、迅速な対応が不可欠です。当店ではXperiaの修理実績も豊富ですので、安心してお任せください!
膨張で浮いた背面パネルとご対面
お預かりしたXperia 1 Vの様子がこちらです。本体内部のリチウムイオンバッテリーが膨張し、その圧力で背面パネルが本体フレームから大きく浮き上がっているのが確認できます。お客様も電池の減りが早くなったと感じていた直後にこの状態になったとのこと。膨張によりパネルとの間に隙間ができているため、このまま使用を続けると、水滴やホコリが侵入し、内部ショートやバッテリーのさらなる劣化・発火リスクが極めて高くなります。特にXperia 1 Vは発熱しやすい機種でもあるため、バッテリーの寿命にも影響が出やすい傾向があります。安全のため、すぐに新品のバッテリーに交換し、元の安全な状態に戻していきます。
背面パネルの丁寧な分解作業
続いて、本体内部にアクセスするため、背面パネルを取り外します。Xperia 1 Vの背面パネルはガラス素材ではなく、また指紋認証などのデリケートなケーブルがパネル側に付いていない構造です。そのため、他の機種に比べてケーブルを断線させる心配が少なく、比較的安全に作業を進められる点が特徴です。パネル周囲に熱を加え、接着を慎重に緩めながら開けていきます。この際、既に浮いているからといって無理にこじ開けると、パネルが破損したりフレームが歪んだりする恐れがあるため、熟練の技術で慎重に分解を進めます。無事にパネルを取り外し、次の工程へ進みます。
発火注意!膨張したバッテリーの取り外し
背面パネルを開けると、予想通り大きく膨張したバッテリーが確認できました。このパンパンに膨らんだリチウムイオンバッテリーは、非常に危険です。金属製の工具で引っ掛けたり、強い力を加えたりすると、ショートや発火事故を引き起こす可能性があります。当店の専門スタッフは、金属ツールを避け、特殊な溶剤と非金属製のツールを使い分けながら、細心の注意を払ってバッテリーを慎重に剥がしていきます。特に、周囲にあるデリケートなフレックスケーブルを傷つけないよう、時間をかけて丁寧に行う必要のある工程です。安全に膨張バッテリーを取り外し、危険な状態を解消しました。
新品バッテリーへの交換と圧着作業
古い膨張バッテリーの除去後、品質チェック済みの新しい高性能バッテリーを本体にしっかりと装着し、ケーブルを正しく接続します。この時点で一度起動・充電のテストを行い、問題がないことを確認します。最後に、背面パネルを元の位置に戻すため、新しい専用の強力接着剤でしっかりと圧着し直します。浮き上がりがなくなり、背面パネルがフレームにピッタリと収まったXperia 1 Vは、まるで新品のようにスッキリとした姿に戻りました。これでバッテリー膨張の不安なく、快適にお使いいただけます。最終的な機能チェックを終え、お客様にお渡しし、修理完了です!
この度はスマホ修理GENIE立川店をご利用いただき、誠にありがとうございました!
今回のケース
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症状Xperia 1 V バッテリー膨張による背面パネル浮き、電池持ちの極端な悪化
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対応Xperia 1 V バッテリー交換修理
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時間約180分〜(在庫状況や混雑状況により変動します)
🔋 バッテリー膨張時の注意点と対処法
リチウムイオンバッテリーの膨張は、どんなスマートフォンでも起こり得る現象であり、放置すると大変危険です。もしご自身の端末に膨張の兆候が見られた場合は、安全確保のため、以下の点に留意し速やかに対処してください。
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絶対に押しつぶしたり穴を開けない
膨張したバッテリーに圧力をかけたり、針などで刺したりすると、内部で化学反応が起こり、発火・爆発の非常に高い危険性があります。無理にパネルを閉じようとするのは絶対に避けてください。
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すぐに充電を中止する
膨張したまま充電(通電)を続けると、内部の化学反応が促進され、発熱や発火リスクが急激に高まります。安全のため、すぐに充電ケーブルを抜き、充電は行わないでください。
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電源を切り、安全な場所に置く
熱がこもらない平らな場所(金属製の机の上など)に置き、布団や紙類など燃えやすいものの近くには絶対に置かないようにしてください。電源を切ることで、不要な発熱を防ぎます。
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ご自身で分解・修理を試みない
リチウムイオンバッテリーの扱いは専門知識が必要です。知識がない状態での分解は、ショートや発火の危険が伴うため、必ず修理専門店やメーカーサポートに依頼してください。
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早めの交換・処分を依頼する
膨張したまま使い続けると、画面割れや内部の他の部品の損傷を引き起こします。安全に使用するためにも、気づいたらすぐに交換・修理をご依頼ください。
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一般ゴミとして捨てない
リチウムイオンバッテリーは一般ゴミや通常のリサイクルボックスには出せません。必ず自治体の回収窓口、または当店のような修理店で適切に回収を依頼してください。
Xperiaシリーズのバッテリー交換をはじめ、あらゆる機種の修理に対応しております。何かお困りのことがございましたら、お気軽にGENIE立川店までご相談ください!
この記事を書いた人は
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▶ Taku
▶ 店長・Apple認定修理技術者
初めてスマホを分解したのはiPhone 3G。そこから十数年、たくさんのスマホを直してきました。今ではApple認定の修理技術者として、日々いろんな機種と向き合っています。現在は総務省登録修理事業者「あんしんスマホ修理の会」の会長としても活動中。お客様の「困った」を「助かった!」に変えるため、わかりやすく丁寧な対応を心がけています。スマホのことなら、なんでも気軽にご相談ください!
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